どこに行けば会えるのか
それすらわからない。
雨の音が切なくて悲しいと思うようになったのは20歳になってから。
こんな淋しさを、今まで私はどうやってやり過ごしてきたのだろう。
明日はケーキを食べようかなぁ…そんなことに楽しくなっていた自分よ
明日の朝がくるまで、どうぞそのままで楽しいまま眠ってほしい。
落とし穴なんてないよ。
ゆっくり立ち止まりながらでも前に進めばいいんじゃないの?
行き止まりもないさきっと。
嫌な夢を見た。
これでもかと言うくらい自分の感情をぶつけまくり
泣き喚いて、声をからしていた。
目をそっと開くと、溜まっていた涙が頬を勢いよくつたっていった。
外の朝の色がカーテンの隙間から見える。
夢で正解。
夢でよかった。
夢で泣きじゃくったら
現実世界で目覚めたとき、なんだか胸に引っかかっている沢山ある重石が
一つだけ外れた気がした。